芝桜を見てきた
首都圏とはいえ、東京都心と埼玉の僻地では懸隔の気がありますね。都心の大学に通うようになってからというもの、なんだか心労が絶えません。人工物のにおいをミキサーでかき回したような空気にもまだ慣れずにいます。
人間だって哺乳綱霊長類で、高度に文明化されるまでは常に自然の恵みを享受し続けて来たはずです。都市生活者だからといって、木々草花への感謝を忘れては不敬というものでしょう。
というわけで、体力回復がてら秩父へ。電車でおよそ1時間と30分。
あ、言い忘れてました。実は行ったのはゴールデンウィーク中ですが、写真たちの供養のために遅ればせながら記事に残しておこうと思った次第です。
西武秩父駅。ここから徒歩で花畑を目指します。どうやら芝桜は満開の時期を過ぎてしまったようです。5月に入って客足はまばらです。
滝。規模は大きなものではないですが、木陰で近くにあった水車を眺めながら水飛沫を浴びていると、なんだか清涼感がありました。
道中にあった神社。階段はけっこう長くて、上り下りするのに骨が折れました。雪が降っていたら、Sekiroの荒れ寺っぽい雰囲気出てたと思います。
もう少し進んだところの公園。幸運にも晴天で、草本の照り返しがまさしく緑と太陽の丘でした。
のべ40分ほど歩いて目的地に到着。満開の時期は過ぎたとはいえ、横から見ると色が強調されて壮観です。外国人の方も多く来ていました。イーゼルを持参して、木陰で写生をするご老人の姿も見られました。牧歌的でいいですね。