貧乏大学生記録

都内大学新一年生が貧乏なりにがんばります。

芝桜を見てきた

 首都圏とはいえ、東京都心と埼玉の僻地では懸隔の気がありますね。都心の大学に通うようになってからというもの、なんだか心労が絶えません。人工物のにおいをミキサーでかき回したような空気にもまだ慣れずにいます。

 

 人間だって哺乳綱霊長類で、高度に文明化されるまでは常に自然の恵みを享受し続けて来たはずです。都市生活者だからといって、木々草花への感謝を忘れては不敬というものでしょう。

 

 というわけで、体力回復がてら秩父へ。電車でおよそ1時間と30分。

 あ、言い忘れてました。実は行ったのはゴールデンウィーク中ですが、写真たちの供養のために遅ればせながら記事に残しておこうと思った次第です。

西武秩父駅。ここから徒歩で花畑を目指します。どうやら芝桜は満開の時期を過ぎてしまったようです。5月に入って客足はまばらです。

 

滝。規模は大きなものではないですが、木陰で近くにあった水車を眺めながら水飛沫を浴びていると、なんだか清涼感がありました。

 

 道中にあった神社。階段はけっこう長くて、上り下りするのに骨が折れました。雪が降っていたら、Sekiroの荒れ寺っぽい雰囲気出てたと思います。

 

もう少し進んだところの公園。幸運にも晴天で、草本の照り返しがまさしく緑と太陽の丘でした。

 

 のべ40分ほど歩いて目的地に到着。満開の時期は過ぎたとはいえ、横から見ると色が強調されて壮観です。外国人の方も多く来ていました。イーゼルを持参して、木陰で写生をするご老人の姿も見られました。牧歌的でいいですね。

 

 

 

 

 

全然ブログを書いてなかった。いや忘れてたわけではないんですけど、意識の片隅に追いやって考えないようにしてました。

億劫に感じていたのは、「新しいことを始めたい!」っていう焦りからでしょうか。

 

この2ヶ月、暮らしが動くことが沢山ありました。引っ越しだとか、人生で初めてバイトで働いてみたりとか。

 

まずは引っ越しのことについて書いてみようと思います。

 

「大学一年生で引っ越し?一人暮らしするの?偉いねぇ」

 

違うんです。僕が「大学から遠い!!」って駄々こねて、母にしぶしぶ、苦虫を噛み潰したような顔をさせて(実際に噛み潰していたかもしれない。そんな顔)引っ越しの約束を取り付けたのが3月のこと。

 

兄の学費納入と合わせて家計は火の車。申し訳ないので、せめて引っ越し代の高い4月の繁忙期は避けようと、ケチくさい考えのもと引っ越しは5月に決定。これが誤算でした。

 

引っ越し代のために時期をずらしたって言いましたけどね、僕らたいして家財持ってないんですよ。なんせ東京に出るまでブランド品や外車をほとんどお目にかかったことのないような家庭でしたからね。吝嗇の工夫はお手の物というわけです。

じゃないじゃない、結局、引っ越し代の元が安いから対して変わりませんでした。

 

そして一番の誤算は、Wi-fiの設置について。気づいたのは4月の終わりのことです。

「さぁ大学生活初のゴールデンウィークだ!旅行に引っ越し、忙しくなりそうだなァ!?」

はい、ウッキウキでした。夢の中では、サルになってサル山に登ってウキウキ言ってました。

 

詐欺にかかりました。

 

え?

 

はい……。

 

電気会社にやられました。

 

はい、そもそも引っ越しの一週間前に電気会社を決めるなんて遅すぎたんですね。そして僕の母は焦っちゃったみたいで、東京電力に電話をかけたつもりがどこぞの電気ベンチャー企業と契約してしまったみたいなんです。

引っ越し手続き投げ出して旅行なんて行ってたのは僕です。僕が悪いんです……。

 

そしてWi-fiの契約も遅すぎました。最短施行日で5月25……。5月を通してEGOISTの「手遅れ」が頭に鳴り響いていました。も~う手~遅れ~。やかましい。フン。

 

なんだかんだですべて終了したのが今日。ほとんどの手続きを仕事と並行して行った母の心労は察するに余りあります。五体投地

 

はぁ、疲れた。文章を書くのってエネルギーがいりますね。この辺で終わりたいと思います。

バイトの話はまた後日。

 

 

 

 

 

 

春のにおい

こんにちは。

春ですね。過ごしやすい天気が続いて、新たな門出の時期を気分よく過ごせることを嬉しく思います。首都圏の桜はほとんど散ってしまって、木々は夏への身支度を進めているようです。

ところで、皆さんは「季節の匂い」感じていますか?

暑さと相まって、むせ返りそうな湿気と生の躍動を感じる夏の匂い、散っていく葉っぱに哀愁を覚える秋の匂い、胸を突き抜けるような清々しさのある冬の匂い。甲乙付けがたいですが、私は瑞々しい薫風の吹く春の匂いがよいですね。

しかしこの「匂い」、自分の鼻先の温度によって感じているという研究結果があるようです。ニワカには信じがたいですが……

個人的に、人間の感性だとかを全部科学で解明しようとするのはあまり好きではないですね。もし仮に、一時期騒がれた脳科学の「クオリア」なども含め、人間の活動を記号と数式だけで表せることができるようになったのなら……それって幸せなことなんでしょうか?

人間みんな心のどこかで「自分は特別」って考えていると思うんです。それが俗にいう「自己肯定感」じゃないですか?

もし科学で、不可侵の領域である心の機微をも解明できてしまったら、「生きること」の意味における大転換が起きることが確かです。きっと私は生きていけないでしょう。自分が自分でなくなる気がしてなりません。

そんなことより。皆さんも都会の生活に疲れたら、ときおり都市の外で空気を吸ってみてくださいね。特に今の季節は、気づかなかった植物や果実の匂いに酔いしれることができるはずです。緑に囲まれて呼吸すれば、きっと鼻先の温度以上に感じるものがあると思いますよ。

はじめまして

入学式をさきほど終えてきた大学生です。貧乏です。自己紹介はこれに尽きます。

書きたいことができたら書いていく方針です。備忘録的な更新が中心になると思いますが、できるだけ頑張ろうと思います。